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ゴンちゃん

全力!母さんデザイナーの
MIKIYAN
奮闘記

みきやん

Illustrator導入後の
デザイナーの仕事

[ IllustratorとMIKIYAN ]

Illustrator導入後のデザイナーの仕事
転機を迎えた
印刷・デザイン業界

マッキントッシュが印刷会社に導入され始めた大きな転換を迎えた頃、校正紙が版下のコピーからIllustratorの出力紙に変わりました。なんだか写植に比べて書体が不格好で美しくない・・・など個人的には思っていましたがIllustratorには大変興味を持ち、「どうしても自分で触ってみたい!」とノート型のMacを購入しました。そこからIllustrator3.2Jを独学で学びました。作業画面は、モノクロで、プレビュー表示でカラーの確認をしていました。イラストを描くのはカラーを想像して描いていきます。最初は何もわからず、現代のようにWEBで参考になる情報はなく、Illustratorについて相談できる人もおらず、思い通りのデザインができず苦労した記憶があります。

少しできるようになると、Macを会社に持ち込みIllustratorを使ってデザインすると、ワープロとはまったく異なり、仕上がりイメージと同じデザインが最初からできることで、クライアントや営業マンを驚かせました。

パソコンのイメージ写真
カラーで作業できる
Illustrator登場!

しばらくすると、Illustrator5.0Jや5.5Jが普及し、カラーで作業ができるようになりました。その頃には一気に印刷会社でAdobe社のIllustrator・Photoshop、書籍などの大量ページを制作できるQuark社のQuarkXPress(InDesign発売前)と3大DTPアプリケーションの導入が進みました。その頃会社を辞めてすでに独立していましたが、出版社ではデザイナー一人一人にMacが支給されたようです。デザイナーが直接文字の配置からデザイン・レイアウト、プリントしてクライアントへ校正をするスタイルに大きく変化しました。

その進化とともに徐々に写植業社が消え、出力センターなどが登場したのもこの頃です。その出力センターも今は大型などの特殊な業者以外は見なくなりました。もう少し後ですが、写真の扱いも大きく変わりました。ポジフィルムが消え、カメラマンもデジタルカメラで撮影しjpgなどのデータでデザイナーに届くようになりました。その頃から写真の色調整は印刷会社・製版会社からデザイナーの仕事になってきています。

ポジフィルムの写真
姿を消したポジフィルム