簡単!YouTubeを
見ながら学べる
Illustratorの
使い方
step2
Illustratorを
使う仕事[デザイナー・DTPオペレーター]
- Illustrator
チラシや名刺などはIllustratorが使われています。ホームページやバナー広告でも多く使われています。Illustratorはデザイナーやイラストレーターの人はもちろん、デザインができない方やイラストが描けない方でも、Illustratorのスキルを身につけるとビジネスの幅が広がります。Illustratorの仕事は印刷関連が多くあります。デザイン関係の求人情報ではグラフィックデザイナーやDTPオペレーターとよく掲載されています。今回は、それらの仕事に興味があるけれどIllustratorだけ勉強すればよいのか、いろんなAdobeのアプリを購入しなければならないのとか、全ての機能を覚える必要があるのか、などこれからIllustratorでスキルアップされる方の不安を解決します。
Illustratorで
どんな仕事が
あるの?
Illustratorをよく使う仕事をご紹介
- グラフィックデザイナー
- DTP(デスクトップパブリッシング)オペレーター
- イラストレーター
- WEBデザイナー
- その他(間取り図や図面のトレースなど)
Illustratorはいろいろな印刷物を作れることから印刷会社・出版社・広告代理店・デザイン事務所の仕事が多く、映像やWEB業界、建築業界、企業の広報・販促の部署等でPOPやチラシやパンフレットを作られる場合もあります。派遣でのお仕事もあるようです。また、パソコンとIllustrator・フォント(書体)等の環境が整えば、テレワークやフリーランスなど在宅での仕事も可能です。印刷業界は繁忙期等があり、締め切りに追われる時もあります。それでもできた時に、やりがいと達成感を感じることが出来るから、グラフィックデザイナーやDTPオペレーターは人気の仕事のようです。
グラフィックデザイナー
写真・イラスト・文字などを美しく配置
グラフィックデザイナーの仕事は、印刷物のデザインの仕事がほとんどです。ポスターやパッケージ・チラシ・雑紙の記事や広告・新聞広告などに、強弱をつけたり、色鮮やかに飾ったりなど、商品宣伝や販売を目的としたデザインが大半をしめます。グラフィックデザイナーになるための資格はありませんが、アート感覚やデザインスキルなどが必要なため、デザイン関係の学校卒の方が活躍されている場合が多くあります。面接時には作品集の提出を求められる場合もありますので、自分で作った作品は整理しておくとよいでしょう。主に出版社、広告代理店、デザイン事務所、企業の広報部や制作部などが活躍の場となります。
DTP
(デスクトップパブリッシング)
オペレーター
デザイナーの原案に基づいてレイアウト制作
印刷会社が中心の仕事です。グラフィックデザイナーがデザインしたチラシやカタログ・雑誌などのデザイン原案に従いながら、印刷できるようにデータを仕上げていく職業です。企業によって異なりますが、一般的には、
デザイナーからひな形を入手 → 文字データを入力(or 原稿データの流し込み) → 写真配置(色補正やキリヌキ作業) → レイアウト → 修正 → 校正 → 修正 → 印刷の手配
という流れの作業が多くなります。場合によっては同じAdobeのPhotoshopで写真の加工も必要となります。ページ数の多い物は後半で説明しますが、Adobe InDesignというソフトを使う場合もあります。 グラフィックデザイナーやDTPオペレーターは、Illustratorの操作技術だけでなく、印刷についての知識も必要になります。「nepo.blog」ではIllustratorの使い方は印刷の知識も踏まえて、順にご紹介していきます。
イラストレーター
イラストや挿絵を描く仕事
イラストレーターの方は、さまざまな絵のジャンルやタッチがありますが、Illustratorを使う方もいます。雑誌・書籍・WEBの「挿絵」や「図説」などの説明用イラストを制作する場合もあります。出版社や印刷会社、最近ではホームページやYouTubeを編集している企業でも需要があり、フリーランスとしても活躍できます。絵の得意な方は、自分の描いた作品をストックしてまとめておきましょう。面接やアピールする場合に必要になります。
WEBデザイナー
ホームページのデザイン
Illustratorでデザイン案を作成し、クライアント用にデザインやフローの確認用として使われています。サイト内のアイコンの制作やかわいい装飾・イラストやロゴなどもIllustratorで制作することがあります。最近ではIllustratorとよく似た同じAdobe社のXDというWEBデザイン専用のアプリもありますが、イラストや装飾等の細かいパーツはIllustratorで行いAdobe XDに貼り付けています。
その他
間取り図 / 地図トレース /
バナー広告など
他にもIllustratorを使う仕事があります。チラシなどでよく見る「間取り図」や「地図」などはIllustratorでトレースして一般の方用に、わかりやすくデザインしています。ホームページの横や記事の間によくでてくる「バナー広告」は主にIllustratorやPhotoshopで制作されています。テレビやYouTubeなどの動画の「テロップやタイトル・サムネール」などでも使われることもあります。他にもインテリア業界や建築業界で導入されているようです。
Illustratorなどの技術はある程度のスキルが身につけば、派遣や在宅勤務などのお仕事も可能です。子育て中の主婦の方が、個人でフリーランスとして活躍されているかたも大勢います!
Illustratorだけ
勉強すれば
いいの?
DTP関係の仕事で一緒に使われる
主なアプリ
- Adobe Photoshop(フォトショップ)
- Adobe InDesign(インデザイン)
Adobe Photoshop
色補正やレタッチなどの写真加工専用アプリ
印刷関係の仕事の場合、Illustratorを中心に一部のPhotoshopの機能が必要な場合があります。暗い写真を明るくしたり、画像を形に添って細かな髪の毛などをきれいに切り抜いたりなど基本的な機能は知っているとよいですね。
Adobe InDesign
書籍などの大量ページ専用アプリ
雑紙やパンフレット、何ページもある本などは、InDesignを使います。何ページも繋げて作業ができ、重い写真データなどは荒画像として表示できるため、大量のページでもIllustratorよりスムーズに操作できます。また、自動でページ数をカウントできます。また、ベースのデザインはマスターページとして登録できますので、ひな形を作ると大変便利です。
InDesignの制作は、「写真はPhotoshop」、「飾りや凝ったタイトルなどはIllustrator」と、InDesigのドキュメントの中に制作したものを貼り付けていきます。
いろんなアプリを
購入しなければ
ならないの?
コンプリートプランなら
使い放題
Adobeアプリ20以上が全て使える!
IllustratorやPhotoshop、InDesignは体験版や単品でも購入できますが、Creative Cloudコンプリートプランを選べば、DTPの三大アプリケーション(Illustrator・Photoshop・InDesign)をはじめ、20以上のAdobeのアプリがすべて使えるようになりますので購入の際は検討してください。GONTANやMIKIYANのイラストはIllustratorで描いていますが、「nepo.blog」YouTube版で絵を動かしているアプリはAdobe Character Animatorっていうアプリです。また、映像編集からWEBデザイン・コーディングするアプリまでクリエイターが使いたいソフトウェアが全て揃っています。
すべての機能を
覚えるの?
基本を学ぶ
よく使う機能を覚えたら
いくつも作ってみる
どのアプリも最初から全ての機能を覚える必要はありません。まずは、よく使う基礎操作を身につけ、自分の思い描いたことがだいたいできれば、あとは、やりたい操作が「わからない時」、「調べながら作業」を進めれば大丈夫です。Illustratorでも仕事の内容で使う操作が違います。私もIllustratorの全ての機能は使っていませんし、忘れてしまう機能もあります。「この操作、なんだか面倒!」「もっと効率のよい方法ないかな?」などと感じたとき、すぐに調べてみてください。WEBサイトで検索すれば、たくさんの便利な情報が掲載されています。答えがあるかもしれません。すぐに調べ解決できる人は、上達も早く、仕事もなんなくこなせるようになっていきます。
Illustratorの購入を考えている方は、次回は、プランの選び方やインストール前にわかっておきたい専門用語の解説をします。さらに、その次はインストールの仕方も解説もしますのでチェックしてください。インストールが済んでいる方は、飛ばして「イラストレーターを触ってみよう」へお進みください。
「nepo.blog」では、 「よく使う基本機能」から、「実践に役立つ応用」までを 順に公開していきます。